【春の府中に女王が集う】今年のヴィクトリアマイルを徹底解説!波乱の女王決定戦、その注目ポイントとは?

G1特集

■5月の風に乗って、女たちの熱い戦いが始まる
皆さんこんにちは。木々の緑が一層鮮やかになり、夏の足音が少しずつ近づく5月中旬。
週末のお出かけやイベントが楽しくなる季節ですね。そんな爽やかな季節の中、東京競馬場では今週末5月18日(日)、牝馬による春の大一番「ヴィクトリアマイル(GⅠ)」が開催されます。

このレースは、1年の前半を締めくくる女王決定戦として、牝馬たちがしのぎを削る注目の一戦。今週末のレースの中でも、特に注目度が高く、競馬ファンならずとも見逃せない戦いとなりそうです!

■ヴィクトリアマイルってどんなレース?
ヴィクトリアマイルは、4歳以上の牝馬によって争われる芝1600メートルのGⅠレース。東京競馬場の長い直線を舞台に、スピードとスタミナ、そして勝負根性が問われるレースです。

このレースの面白いところは「荒れるGⅠ」として知られていること。昨年は14番人気・単勝208.6倍という超大穴のテンハッピーローズが勝利し、過去には3連単2000万円超というJRA史上最高配当も記録。まさに“何が起きるかわからない”魅力に満ちたレースなのです。

■勝ち馬の「毛色」から見える意外な傾向
競馬においては、馬の毛色もひとつの見どころ。今年のヴィクトリアマイルでは、JRA・GⅠ史上、8種類すべての毛色で勝ち馬が出ている唯一のレースとしても注目を集めています。

特に、白毛のソダシがこのレースを制した2022年は記憶に新しいですね。
今年は過去に1勝しかしていない「黒鹿毛」の馬が多く出走予定。
再びブエナビスタ以来の黒鹿毛馬の勝利となるか、毛色にも注目して観戦してみてはいかがでしょうか?

■波乱の立役者となるか?注目馬紹介!
今年の出走予定馬の中から、有力&注目の3頭をご紹介します。

① アスコリピチェーノ(4歳)
昨年の阪神JF勝ち馬で、3歳牝馬チャンピオンとしての実績を持つアスコリピチェーノ。前走では海外GⅢ「1351ターフスプリント」を快勝し、実力を見せつけました。マイル戦は全勝中と相性も抜群。国内GⅠでも復活なるか、注目の1頭です。

② ステレンボッシュ(4歳)
昨年の桜花賞馬。マイル戦では4戦4連対と安定感が光ります。オークス、秋華賞、さらには海外の香港ヴァーズでも好走しており、底力はGⅠ級。ただし前走の大阪杯では13着と大敗しており、今回は「復活」がテーマになります。東京のマイルに戻って、その持ち味が発揮できれば、勝利も十分に狙えます。

③ シンリョクカ(5歳)
注目の穴馬枠といえば、このシンリョクカ。前走GⅢ・阪神牝馬Sでは5着と敗れていますが、過去の傾向では「前走GⅢ・惜敗組」は激走パターンに当てはまります。阪神JFで2着経験もあり、実力は十分。5歳という年齢も高い好走率を誇っており、今年の「波乱の主役」として浮上するかもしれません。

■データから見る「狙い目」と「波乱の兆し」
過去の傾向から、以下の3つがヴィクトリアマイルでの“波乱の鍵”とされています。

年齢別成績では、5歳以上の高齢馬が妙味あり
 →5歳・6歳馬の複勝回収率はなんと100%超え!

前走GⅢ組が大穴を演出
 →前走GⅠ馬よりも回収率が高く、軽視禁物。

前走1着馬よりも、2〜5着の惜敗組に注目
 →過去10年で前走5着馬の複勝回収率は驚異の870%!

つまり、「最近勝ってないけど強い馬」「あまり目立っていないけど実力馬」に注目するのが、このレースの楽しみ方ともいえます。

■ドラマを生む、ヴィクトリアマイルの舞台裏
ヴィクトリアマイルには、名勝負だけでなく、印象的なエピソードも数多く存在します。

たとえば2007年の勝ち馬・コイウタ。当時22歳の松岡正海騎手が、12番人気という低評価を覆して初GⅠ勝利をつかんだレースは、今も語り草です。オーナーは歌手の前川清氏で、ゲン担ぎの不在観戦がまさかの勝利につながるという、まるでドラマのような展開。こうした背景を知ると、よりレースが面白く見えてきますよね。

■まとめ:今年も“春の嵐”が吹き荒れるか?
今年のヴィクトリアマイルは、GⅠ馬がわずか2頭という混戦ムード。
抜けた存在がいない今、誰が勝っても不思議ではありません。

一方で、データは「意外性のある馬」「人気薄の実力馬」にチャンスありと教えてくれています。競馬ビギナーの方も、推しの馬や応援したい騎手を見つけて、ぜひレースを楽しんでみてください!

5月18日(日)、東京競馬場で繰り広げられる「春の女王たちのマイル戦」。あなたの予想が的中するか、今年も見逃せない大一番がやってきます!

タイトルとURLをコピーしました