2月下旬のご挨拶
2月も下旬に入り、春の訪れが少しずつ感じられる時期となりました。国内の競馬界もこれからクラシックシーズンへと突入し、ますます盛り上がることでしょう。そして、海外ではすでにビッグレースが開催され、日本馬が世界の舞台で躍動しています。今回は、世界最高賞金レースの一つである「サウジカップ」での激闘を振り返ります。
サウジカップとは?
「サウジカップ」は、2020年に創設された国際G1レースで、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場で開催されるダート1800mの一戦です。その最大の特徴は、優勝賞金1000万ドル(約15億7020万円)という世界最高レベルの賞金額にあります。このレースは世界中のトップホースが集う場となり、まさに“世界一決定戦”の様相を呈します。
今年のサウジカップも例年通り世界中から強豪馬が参戦し、日本のフォーエバーヤングがその頂点に立ちました。
【結果】フォーエバーヤング、世界を制す!
現地時間2月22日、キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われたサウジカップは、日本から参戦したフォーエバーヤング(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)が見事に優勝しました。昨年同競馬場でサウジダービーを制したこの実力馬が、念願の海外G1制覇を果たしました。
レースは、フォーエバーヤングと香港の名馬ロマンチックウォリアー(セ7、C.シャム厩舎)との壮絶な一騎打ちとなりました。一度はロマンチックウォリアーが先頭に立ち、勝負あったかに見えましたが、フォーエバーヤングは最後の直線で驚異的な末脚を見せ、ゴール直前で差し切り勝利を掴みました。勝ちタイムは1分49秒09のコースレコード。3着には同じく日本から参戦したウシュバテソーロ(牡8、美浦・高木登厩舎)が入り、日本馬の活躍が際立つ結果となりました。
【レース回顧】白熱の攻防!
フォーエバーヤングは道中、好位外めを追走。対するロマンチックウォリアーは、スムーズなスタートから3コーナーを過ぎると外から進出し、4コーナーでは先頭に立ちました。ここで多くのファンが「ロマンチックウォリアーの勝ちか」と思ったことでしょう。
しかし、フォーエバーヤングはここからが真骨頂。直線でロマンチックウォリアーが完全に抜け出したかに見えましたが、フォーエバーヤングはじわじわと差を詰め、ラスト50メートルで再加速。最後は首差で競り勝ち、世界最高賞金レースの栄冠を手にしました。
鞍上の坂井瑠星騎手は、勝利の瞬間に馬上で力強くガッツポーズ。「信じられないです。この馬を誇りに思います」とコメントし、その喜びを爆発させました。
【背景】フォーエバーヤングの躍進と今後の展望
フォーエバーヤングは、父リアルスティール、母フォエヴァーダーリング(母父コングラッツ)という血統背景を持ち、今回の勝利で通算10戦8勝という輝かしい戦績を誇ることになりました。
また、オーナーは「ウマ娘」プロジェクトでも知られるサイバーエージェント社長の藤田晋氏。レース後、X(旧Twitter)で「ヤバい。流石に興奮しました」と投稿し、日本中の競馬ファンと喜びを分かち合いました。
この勝利により、フォーエバーヤングの次走が注目されます。すでにドバイワールドカップ(4月5日・メイダン競馬場)への招待を受けており、さらなる快進撃が期待されます。
【まとめ】日本競馬の新たな歴史
今年のサウジカップは、フォーエバーヤングの劇的な勝利とともに、日本競馬の実力を世界に知らしめる結果となりました。2016年のJRAによる海外馬券発売開始以降、日本馬が世界で活躍する機会が増え、ファンにとっても国際競馬が身近になりつつあります。
今後も日本馬が世界の強豪と戦う姿を見届けながら、さらなる歴史的快挙に期待しましょう。次なる舞台はドバイワールドカップ。フォーエバーヤングの新たな挑戦から目が離せません!
【2025年サウジカップ】フォーエバーヤングが世界の頂点へ!
