新年のご挨拶と「中山金杯」について
新年あけましておめでとうございます。
競馬ファンにとってお正月といえば、「一年の計は金杯にあり」という言葉があるように、年明け最初の重賞レースが大きな楽しみです。1月4日、中山競馬場で行われた「中山金杯」は、中央競馬の2026年シーズン開幕を告げる伝統の一戦。G3ではありますが、実績馬と勢いある新興勢力が激突するため、毎年G1級の注目を集めます。
今年も例外ではなく、新年早々「これぞ競馬」と言いたくなる劇的な結末が待っていました。
レース展開――位置取りの差が生んだ明暗
舞台は中山芝2000m。直線が短く、最後に急坂が待ち構えるため、後方一気の差し切りは簡単ではありません。
レース展開では、近走不振からの巻き返しを狙うカラマティアノスが、これまでとは違い序盤から積極的にポジションを取りに行きました。1コーナーでは11番手ではなく、しっかりと好位を確保。これが最大の勝因となります。
一方、1番人気のアンゴラブラックは中団で脚をためる王道の競馬。直線では外に持ち出して鋭く伸び、ゴール前で一気に差を詰めました。坂を上り切った瞬間、2頭の勝負服がほぼ同時にゴール板を駆け抜け、場内は騒然。勝敗の行方は、長い写真判定に委ねられました。
レース結果――わずか「約2センチ」が分けた勝敗
写真判定の結果、勝利を手にしたのは7番人気・カラマティアノス。
勝ちタイムは2分0秒3、着差は鼻差(約2センチ)という、まさに紙一重の決着でした。
1着:カラマティアノス(7番人気)
好位からレースを進め、直線では早めに抜け出し、そのまま押し切り。坂で脚色が鈍りながらも、最後まで粘り切りました。これが重賞初勝利。クラシックでは結果が出なかったものの、「4歳世代のレベルの高さ」を証明する価値ある勝利となりました。
2着:アンゴラブラック(1番人気)
中団からスムーズに運び、直線で鋭く追い込むも、わずかに届かず2着。馬場が少し緩かった点も影響し、惜しくも連続2着となりましたが、能力の高さは十分に示しました。
3着:グランディア(4番人気)
中団後方から大外を回して豪快に伸び、勝ち馬から鼻+首差まで迫る好内容。7歳馬ながら衰えを感じさせない走りで、存在感を示しました。
払戻金が語る「金杯らしい波乱」
今回の中山金杯は、配当面でも“金杯らしさ”が際立ちました。
単勝:11番 1,480円
馬連:2-11 → 2,590円
馬単:11-2 → 7,650円
3連複:2-8-11 → 5,960円
3連単:11→2→8 → 45,660円
1番人気が2着に入りつつも、勝ったのは7番人気。実力とハンデ戦ならではの波乱が混ざり合い、新年最初の重賞にふさわしい結果となりました。
まとめ――新年最初から「競馬の面白さ」を凝縮した一戦
2026年の中山金杯は、
・位置取りを変えて復活した勝ち馬
・鼻差2センチの写真判定
・人気馬の実力と伏兵の激走
と、競馬の魅力が凝縮されたレースでした。
G3でありながら、注目度・ドラマ性はG1級。
競馬を見始めたばかりの方にとっても、「なぜ前に行くと有利なのか」「なぜ人気薄が勝てるのか」を学べる、最高の教材のような一戦だったと言えるでしょう。
新年の幕開けを飾った大接戦――中山金杯2026、カラマティアノスが鼻差Vで重賞初制覇
G3特集

