栄光の瞬間!横山典弘騎手とダノンデサイルが制した第91回日本ダービー

G1特集

5月の下旬に相応しい挨拶
みなさん、こんにちは。5月もいよいよ終盤に差し掛かり、初夏の陽気が感じられる季節になりました。この時期は、新緑の美しい景色とともに、多くの競馬ファンが待ち望む「日本ダービー」の季節でもあります。今日は、その日本ダービーで繰り広げられた熱いレースの結果をお届けします。

第91回日本ダービーの結果
2024年5月26日、東京競馬場で開催された第91回日本ダービー(G1・芝2400m)は、多くの競馬ファンの期待と歓声に包まれました。結果は9番人気のダノンデサイル横山典弘騎手の手綱で見事に勝利を収めました。勝ちタイムは2分24秒3(良)で、2馬身差の2着には1番人気のジャスティンミラノ、さらに1馬身1/4差の3着には7番人気のシンエンペラーが入りました。

勝利への道のり
ダノンデサイルは栗東・安田翔伍厩舎の3歳牡馬で、父エピファネイア、母トップデサイル(母の父Congrats)という血統です。通算成績は5戦3勝と、これまでのレースで安定した成績を収めてきました。

このダービーでの勝利は、56歳の横山典弘騎手にとって3度目のダービー制覇となり、JRA・G1史上最年長勝利という偉業を達成しました。

レースの展開
レースはスローペースで進行しましたが、横山典弘騎手はスタートをうまく決め、前方のポケットに入り込む絶妙な位置取りを見せました。直線に入ると、ダノンデサイルは一気に加速し、他の馬を突き放してゴールを駆け抜けました。この勝利は、皐月賞での除外という苦難を乗り越えた後のものであり、馬を大切に扱い続けた結果が実を結んだものです。

レース後のコメント
横山典弘騎手のコメント:
「ダービーを勝ったことは嬉しいですが、皐月賞での自分の決断(競走除外)が間違っていなかったのだなと、改めて感じています。厩舎スタッフとともに馬を大事にしてきた結果、この勝利に繋がったことに感謝しています。今日は安田翔伍調教師の家族も来ていると聞いていて、その前で晴れ姿を見せることができてホッとしています。」

安田翔伍調教師のコメント:
「前走の事もあったので、無事に終わったことが最初の気持ちでした。その後、オーナーやサポートしてくれた騎手をはじめスタッフへの感謝の気持ちが湧いてきました。デビュー前から難しい面があったダノンデサイルですが、ここまで成長してくれたことに感謝しています。」

その他の注目馬の結果
2着に入ったのは1番人気のジャスティンミラノ(鞍上:戸崎圭太騎手)。返し馬からの落ち着いた動きが印象的でしたが、最後の直線で内から抜け出したダノンデサイルに惜しくも敗れました。

3着のシンエンペラー(鞍上:坂井瑠星騎手)は、スローペースの中で前のポジションを取ろうとしたものの、ゲートのタイミングが合わずに後方からの追い込みとなりました。それでも最後までしっかりと脚を使い、見事な走りを見せました。

日本ダービーの意義と歴史
日本ダービーは「東京優駿」とも呼ばれ、1932年に創設されて以来、3歳馬の頂点を決するレースとして多くの競馬ファンに親しまれています。皐月賞、菊花賞とともに「牡馬3冠」を形成し、その歴史と伝統は競馬界で非常に高い評価を受けています。

終わりに
2024年の日本ダービーは、横山典弘騎手ダノンデサイルの見事なコンビネーションが光る素晴らしいレースとなりました。この結果を受けて、今後のレースでの更なる活躍が期待されます。競馬を見始めたばかりの方も、今回のダービーを機に競馬の魅力を感じていただければ幸いです。次回もまた熱いレースをお届けしますので、お楽しみに!

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