秋の訪れと共に楽しむ!「第10回サウジアラビアロイヤルカップ」展望

G3特集

こんにちは!10月に入り、すっかり秋めいた季節となりましたね。競馬ファンにとっても、この季節は大注目のレースが続々と開催される時期です。今日は、10月5日に東京競馬場で行われるG3「サウジアラビアロイヤルカップ」についてご紹介します。このレースはまだ歴史は浅いものの、今後のG1戦線を見据える上で非常に重要な一戦となっています。それでは見ていきましょう!

サウジアラビアロイヤルカップとは?
サウジアラビアロイヤルカップ(以下、サウジアラビアRC)は、2014年に創設された2歳馬の重賞レースで、東京競馬場の芝1600メートルコースで行われます。このレースは「いちょうステークス」の後継として位置づけられ、2015年から現在の名称となりました。出世レースとして名高いこのレースからは、数々の名馬が巣立っており、過去にはダノンプレミアムグランアレグリアサリオスなど、後にG1レースで活躍する馬が輩出されています。

特に、東京競馬場の芝1600メートルコースは、直線が長くスピードと瞬発力が求められるため、2歳馬にとっては大きな試金石となります。勝ち馬だけでなく、上位に入った馬たちもその後のクラシック戦線で活躍することが多いため、今後の競馬界を背負う若駒たちに注目したいレースです。

過去のレース傾向と歴史
サウジアラビアRCは、これまで数々の名馬を輩出してきたレースです。特に注目すべきは、前身の「いちょうS」時代を含めて、スピード末脚に優れた馬が好成績を残している点です。過去10年間のデータを振り返ると、上がり3ハロン最速を記録した馬が【5-3-2-1】と高い勝率を誇っています。このことからも、最後の直線でどれだけ鋭い脚を使えるかが勝敗の鍵を握るといえるでしょう。

また、このレースで好成績を残した馬の多くは、デビュー戦から強さを見せており、特に新馬戦で圧勝した馬が活躍する傾向にあります。前走で勝利を収めた馬が中心となり、特に前走で0.3秒以上の差をつけて勝利した馬は、好走する確率が高いことがデータからも示されています。

今年の注目馬
それでは、今年のサウジアラビアRCに出走予定の有力馬たちを見ていきましょう。

アルテヴェローチェ
まず注目したいのは、アルテヴェローチェです。札幌競馬場の新馬戦(芝1500メートル)でデビュー勝ちを飾り、特に最後の2ハロンの加速ラップが印象的でした。ディープインパクト産駒の母を持ち、血統面からも将来が期待される1頭です。モーリス産駒らしい持続力も兼ね備えており、東京の長い直線でもその瞬発力を発揮する可能性が高いでしょう。

タイセイカレント
タイセイカレントも見逃せません。中京競馬場での新馬戦では、やや出遅れ気味のスタートから落ち着いた走りを見せ、最後は余裕をもって勝利しました。そのレース内容からも、自在性と持久力を持っている馬で、距離適性が問われる東京の1600メートルでも好走が期待されます。

フードマン
次に紹介するのは、フードマン。中京競馬場の新馬戦では、雨で湿った馬場を物ともせず、しっかりと勝ち切りました。母は米国芝2000メートルの重賞2着馬という良血馬で、スピードに加えスタミナも兼ね備えています。良馬場でのパフォーマンスが未知数ですが、東京競馬場の条件でも力を発揮する可能性は十分あります。

アルレッキーノ
アルレッキーノは、注目のチェルヴィニアの半弟という良血馬。新潟競馬場での未勝利戦では圧倒的なパフォーマンスを見せ、最後の直線で素晴らしい加速を見せました。開幕週の東京競馬場の芝もこの馬に合っていると考えられ、今後のクラシック戦線に向けて、大きな一歩を踏み出す可能性があります。

まとめ
今年のサウジアラビアRCも、2歳の精鋭たちが集結し、熱いレースが繰り広げられること間違いなしです。このレースで好走した馬たちは、今後のG1戦線でも注目されることが多く、クラシック候補として一躍脚光を浴びる可能性があります。

秋競馬の幕開けを飾るサウジアラビアロイヤルカップ、ぜひ注目してみてください!

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