秋華賞へのステップ!9月15日中京競馬場「ローズS(GⅡ)」を解説

G2特集

1. 秋の気配とともに始まる競馬シーズン
9月に入り、少しずつ涼しくなってきましたが、競馬シーズンはますます熱気を帯びています。今週末、9月15日に中京競馬場で開催される「ローズステークス(GⅡ)」は、3歳牝馬たちがG1秋華賞へ向けて力を試す重要なトライアルレースです。ここで上位3着以内に入った馬は、10月に行われる秋華賞への優先出走権を手にするため、各馬とも気合が入っています。

今回は、このローズSの注目馬を中心に見どころを分かりやすくお伝えしていきます。競馬ファン歴が浅い方にも、楽しんでいただけるように構成しているので、ぜひご一読ください!

2. 注目馬たちのプロフィール
今年のローズSには、春のクラシックレースで牡馬相手に善戦した実力馬や、まだまだ底を見せていない新星が揃いました。特に注目すべきは以下の3頭です。

レガレイラ(C.ルメール騎手騎乗)
昨年のホープフルステークスを制し、G1馬としての格を持つレガレイラ。春には牡馬相手に皐月賞6着、日本ダービー5着と善戦してきました。特に皐月賞では最後の直線で鋭い脚を見せ、ダービーでも最速の上がりタイムを記録。牝馬限定戦となる今回は、一層のパフォーマンスが期待されます。夏の休養を経てさらに成長した彼女が、この秋の大舞台へ駒を進めることができるか注目です。

クイーンズウォーク(川田将雅騎手騎乗)
クイーンズウォークは、前走のオークスで好位から粘り強く走り、4着に入りました。父キズナ譲りのスタミナとスピードを兼ね備えており、今回は距離がやや短縮されることで、その持ち味がより発揮されるでしょう。兄は4年前の朝日杯FS勝ち馬グレナディアガーズという良血馬。1週前の追い切りでも抜群の動きを見せており、勝利に向けた準備は万全です。

オーロラエックス(松山弘平騎手騎乗)
デビューから無傷の2連勝を果たし、今回初めて重賞に挑戦するオーロラエックス。これまでのレースで見せた勝ち方は派手ではありませんが、競馬センスの良さが光ります。ここでの相手強化にも対応できるか、未知の魅力を秘めた存在です。重賞初挑戦ながら、どれだけのパフォーマンスを見せるのか大きな注目が集まっています。

3. レースの見どころ:過去の傾向と戦術
中京競馬場の芝2000メートルコースは、直線が長く、最後の瞬発力が勝敗を分けるタフなレースが多いです。過去3年間のローズSでは、人気馬が堅実な走りを見せる一方で、大波乱が起こることも少なくありません。2020年には、2桁人気の馬が2着に入り、3連単で100万円を超える配当を記録しました。これからも大きな波乱が予想されるレースとなる可能性が高いでしょう。

特に注目すべきは、「前走が1勝クラスの馬」です。過去10年のデータでは、こうした馬が大波乱を演出することが多く、特にキャリアが浅く、成長著しい馬が好走する傾向にあります。今回も1勝クラスを勝ち上がってきた馬たちがどれだけ通用するのか、注目しておくべきポイントです。

4. 血統面から見るポイント
過去3年の中京開催では、ディープインパクト産駒が好成績を収めてきました。ディープインパクトの血を持つ馬は、芝2000メートルコースの特性にマッチし、末脚の鋭さが勝負どころで発揮されることが多いです。今年の出走馬にはディープインパクトの直系はいないものの、母系にその血を引く馬がいくつかいます。血統も参考にしながら、出走馬をチェックするのも面白いでしょう。

5. まとめ:未来の女王を見逃すな!
今回のローズSは、秋華賞に向けた重要なステップレースであり、ここでの勝者は今後の牝馬クラシック戦線をリードする存在となるでしょう。レガレイラの実力が発揮されるのか、クイーンズウォークやオーロラエックスといった若い才能が一気に台頭するのか、注目の一戦です。

最後まで気を抜けないレース展開が予想されるので、ぜひ9月15日のローズSを見逃さないようにしましょう!

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