今年の有馬記念はどの馬が輝く? 過去10年の傾向から予想

G1特集

1. はじめに

年末の風物詩であり、一年の締めくくりともいえる有馬記念。ここでは、2013年のオルフェーヴルから2017年のキタサンブラックまで、時代を代表する名馬たちが引退レースに選ぶなど、その歴史に名を刻んでいます。そして昨年は3歳馬エフフォーリアが世代交代のきっかけとなりました。果たして今年はどの馬が勝利を収め、競馬界に感動をもたらすのでしょうか。まずは、過去10年の有馬記念の傾向を振り返り、予想の手がかりを見ていきましょう。

2. 上位人気馬が活躍

過去10年の有馬記念では、2020年のクロノジェネシスから2021年のエフフォーリアまで、単勝1番人気馬が連勝中で、1番人気馬は過去10年で6勝を挙げています。3着以内の馬のうち、延べ30頭中24頭が5番人気以内の馬であり、6番人気以下の馬は馬券に絡んだとしても年に1頭程度という伏兵馬の少なさが見受けられます。予想の際は、上位人気馬を中心に狙うことが成功への近道となりそうです。

3. 同年のGⅠ優勝馬に注目

過去10年の3着以内馬のうち、延べ30頭中28頭はJRAの平地GⅠで3着以内に入ったことがある馬でした。この実績がない馬は3着内率3.9%と苦戦しており、同じ年にJRAの平地GⅠを勝っていた馬は好成績を収めています。特に、今年のGⅠを制した馬には注目しておくべきでしょう。

4. JRA・GⅠから臨む馬が中心

前走別成績を見ると、過去10年の3着以内馬の延べ30頭中22頭は前走がJRAのGⅠだったことがわかります。特に菊花賞は3着内率46.2%と好相性を誇ります。一方でジャパンカップ組は近年苦戦気味であり、前走がJRAのGⅠから臨む馬が中心になっているようです。

5. 3歳から5歳までの争い

過去10年の年齢別成績では、3歳馬が勝率、連対率、3着内率の全てでトップとなっています。同年にJRA・GⅠを勝った3歳馬は3着内率が75.0%と圧倒的な成績を誇り、信頼度が非常に高いことがわかります。年齢的には3歳から5歳の馬が中心と考えるべきでしょう。

6. 前走と同じ騎手が乗る上位人気馬が強い

有馬記念は上位人気馬が強い傾向があります。過去10年で前走と同じ騎手が乗った3番人気以内の馬の3着内率は60%を超えています。穴狙いの場合は前走から騎手が乗り替わっている4番人気以下の馬が狙い目といえそうです。

7. 前走菊花賞・天皇賞(秋)・ジャパンカップ・海外G1組が主力

過去10年で3着以内に入った馬の前走は、菊花賞、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、海外G1(凱旋門賞、コックスプレート)に絞られることが多いです。特に、これらのレースから出走する馬が主力となっており、争いが激しいレースとなっています。

8. まとめ

今年の有馬記念は一年の総決算として、過去の傾向を踏まえつつ、注目の馬を見極めていくことが重要です。1番人気馬や同年のGⅠ優勝馬に注目し、前走がJRAのGⅠから臨む馬を重視すると良さそうです。また、3歳から5歳の若手馬にも期待が寄せられそうです。競馬ファンにとって、有馬記念は一大イベント。今年も見逃せない一戦となりそうです。

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