オジュウチョウサンの軌跡:障害界の絶対王者が遺した数々の偉業

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1. はじめに

中山大障害の歴史に名を刻んだサラブレッド、オジュウチョウサン。昨年、その壮絶な競走生活に終止符が打たれました。今回はオジュウチョウサンの数々の記録や偉業を振り返り、競馬界に残した足跡に迫ります。

2. 競走馬時代の輝煌な成績

2011年4月3日に誕生し、13年にJRAでデビューしたオジュウチョウサン。通算成績は40戦20勝という圧倒的な数字を誇りました。その内訳は、障害競走での32戦18勝という驚異的な実績。2016年の中山グランドジャンプから2018年の南部特別にかけて、11連勝を果たしました。平地GI馬を相手にも大健闘し、J・GI通算9勝を達成し、JRA賞最優秀障害馬に4度輝くなど、その強さは障害界において絶対的なものでした。

3. 獲得賞金とその他の数字

オジュウチョウサンが稼いだ賞金は9億4137万7000円。これは父ステイゴールドの産駒の中でゴールドシップ、オルフェーヴルに次ぐ3番目の数字であり、その稼ぎぶりを物語っています。有馬記念にも出走し、ファン投票では10万382票を集め、全体3位にランクイン。この数字は有馬記念史上でもトップクラスのものであり、ファンからの絶大な支持を受けていました。

4. 通算走破距離とその驚異

オジュウチョウサンは40戦で総走破距離13万5680メートル、約135kmもの距離を走破しました。これは1戦あたり3392mという数字になり、競走馬がいかに長い距離を走り抜いてきたかがうかがえます。これは大阪から名古屋までの距離とほぼ同じであり、その驚異の持久力が窺えます。

5. 引退後の新たなステージへ

昨年の中山大障害を最後に引退したオジュウチョウサンは、生まれ故郷である坂東牧場に戻り、その後Yogiboヴェルサイユリゾートファームに移動。ここで新たなステージ、種牡馬としての生活が始まりました。岩崎代表は移動後の様子について、「環境の変化はありましたが、それに動じることなく落ち着いています。体調に不安はなく、しっかりと飼い葉も食べています。」とコメント。競走馬から種牡馬へと、新たな役割に挑むオジュウチョウサンの今後に期待が寄せられています。

6. まとめ

オジュウチョウサンの競走馬としてのキャリアは驚異的なものであり、その数々の偉業は競馬史に名を刻むものとなりました。引退後も新たな役割に挑み、これからの成績が期待されています。競馬ファンはその新たな舞台での活躍を楽しみにしながら、オジュウチョウサンの素晴らしいキャリアに敬意を表することでしょう。

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